今村先生のPPFのメソッドは、幅広い年齢の人に使うことができると思うのですが、その中で、子供に特化したベビーメッセージを作られたきっかけは何ですか?

自分自身のことだって気づかないことは沢山あるのに、ましてや子育てって、もっと分からないことだらけ。親としての責任感も加わって、思い悩んだり迷うことは幾つになってもあるでしょう。私自身、PPFを確立するまではシングルマザーとして子育てと仕事を両立しながら息子を育てていて、迷いや葛藤も沢山ありましたし、今から思うと“こうしてあげればよかったな”という反省も多々。そんな迷いや葛藤から少しでも子育て中のママの手助けをしたいという思いから生み出したのがこの「ベビーメッセージ」。お子さんの個性をより深く知ることで、1人でも多くのママが笑顔でお子さんと向き合えたらいいなと思っています。

すごく分かります。子育ては毎日がハプニング。楽しいこともあれば、このやり方で本当に大丈夫なのかな、と正解がはっきりしないから迷うところも沢山です。「ベビーメッセージ」を通して、ママたちの迷いが解消できたら素敵なことですね。

3つのタイプがあるんですね! 我が家は3歳と0歳の娘がいるのですが、どのタイプなんでしょう?

まず、パパとママが同じ自分軸タイプ。行動の仕方はそれぞれ違うのですが、本質が同じなので、意見が合うと思います。上のお嬢さんは、周りからの賞賛がモチベーションとなる社会軸タイプないっぽう、下のお嬢さんは大切な人がモチベーションとなる相手軸タイプ。9カ月だとまだ意志がはっきり出ていないので分かりにくいかと思いますが、とにかく下のお嬢さんは静電気が起こるくらいのスキンシップと構ってあげることで、素直で優しい素質を引き出すことができますよ。

うんうん! 下の娘はまだ小さいけれど分かるような気がします。いつも抱っこしてないとすぐ泣くし(笑)、そういう点では上の娘より手がかかりそうだなって、母親の直感で思ってました。

一概には言えないけれど、甘えん坊さんタイプは、統計的にもこの相手軸のタイプが多いかもしれません。妹さんの相手軸タイプは、社会軸タイプの人の話がよく耳に入る性質なので、お姉ちゃんの言うことは今後聞くようになりますよ。

なるほど!お世話好きなお姉ちゃんにお願いすればいいんですね。次女を出産する時、突然赤ちゃんがやって来たら、長女はどうなってしまうのだろう? と上の子のフォローをすごく考えました。今のところは焼きもちも焼かず一緒にお世話してくれようとするのですが、次女にもう少し意志が出てきた時のこの先のことが心配です。

子供は皆親に甘えるものですが、その中でもお姉ちゃんの本質は、妹さんほどパパやママとベタベタすることに固執していません。日常の毎日は妹さんを沢山構ってあげて、逆にお姉ちゃんには月に一度スペシャルな1日を用意してあげるといいですよ。しかもサプライズで! 大きなサプライズや特別扱いが好きな社会軸なので「いつも妹のお世話をしてくれてありがとう!これはママと2人だけのヒミツね」と言って、ちょっとしたプレゼントをこっそりあげたり、ママと2人だけのデートする日を作ってあげると、妹さんのお世話やママのお手伝いを自分からしてくれるようになるはずです。とにかく何かしてくれたら「すっごい! お姉ちゃんだからできたことだね!」と賞賛することで達成感を感じ、のびのびとした成長を促せると思います。

分かります。大げさに褒めてあげるとすごく喜んで頑張ってくれます。

千尋さんはお子さんとの接し方が無意識のうちに理解できていたようですね。とても優秀なママだと思いますよ!

でも本当のところ、接し方が適切なのかどうか少し不安だったのですが、本質を理解することで子供たちへの接し方にも自信が持てますね! 帰宅したら、お留守番して待っててくれたこと、思い切り褒めてあげようと思います。

あと姉妹2人とも、家族や家庭をすごく大切に思う素質を持っているので、パパとママは仲良くしてくださいね。夫婦喧嘩もなるべくしないよう心がけてください。けれども、ご夫婦の本質が同じなので、普通の家庭よりは夫婦喧嘩も少なそうですね。

ありがとうございます! 次女を出産後、子育てについてモヤモヤ迷っていたことが今日はクリアになって嬉しい! 時おり子育てに息詰まった時、ベビーメッセージを見ることで初心に返れそうな気がします♡