VERY2月号「サスティナママ」特集も反響を呼び、注目を集めるサスティナブルファッション。
地球にも人にもやさしい服がほしい。
でも、普段使いできる自分好みのアイテムが見つけられない!という声に応えて、
世界中のサスティナブルブランドの服を集めるセレクトショップEnter the Eが初登場。
まずは、コーデの一着から取り入れてみませんか?
ここがサスティナブル!
有機素材
公正取引
スペイン発「SKFK」によるオーガニックコットン製のスウェットトップス&スカート。オーガニックコットン素材ならではの肌にやさしくなじむ着心地の良さと、女性の隠したい部分はカバーしつつボディラインを美しく見せるシルエットを両立。
SKFK
ワッフルスウェットトップス 13,900円(本体価格)
ワッフルスウェットスカート 13,900円(本体価格)
天然素材
公正取引
ここがサスティナブル!
スペイン発「Thinking MU」によるロングプリントスカートは、植物のユーカリから作られるテンセル素材で化学染料不使用。「Thinking MU」は、取り扱う素材すべてが国際基準のオーガニック認証を取得。アーティストとのコラボも多く、ユニークなデザインが魅力です。
Thinking MU
ロングプリントスカート 15,200円(本体価格)
ここがサスティナブル!
有機素材
公正取引
オランダ発デニムブランド「Kings Of Indigo」による、オーガニックコットン素材のデニムスカート。米国の伝統的なデニムの製法や日本の藍染め技術を取り入れながら、随所に鮮度の高さを感じさせるブランド。生地をたっぷり使用したデニムスカートは主役になる一枚。
Kings Of Indigo
YETTA ライトマーブルデニムスカート
14,500円(本体価格)
有機素材
公正取引
ここがサスティナブル!
ドイツ発「HUND HUND」のTシャツは、肌にしっとりとなじむ独自開発のオーガニックコットンが心地よい一枚。ラグジュアリーブランド出身のデザイナーが、素材にこだわり、機能的でスタイリッシュなアイテムを展開。デッドストックのアップサイクルも得意。
HUND HUND
ロゴTシャツ 11.400円(本体価格)
ここがサスティナブル!
有機素材
公正取引
掲載権限の付与
スロベニア発「Mila.Vert」のスカートは高品質のオーガニックコットンによる上品な光沢と繊細なジャカード織りが高級感のある一枚。「Mila.Vert」は、認定されたオーガニック生地とリサイクル素材を使用して、快適な着心地とタイムレスなデザインを提案しています。
Mila.Vert
サイドカットペンシルスカート
16,300円(本体価格)
有機素材
公正取引
ここがサスティナブル!
スペイン発「SKFK」によるテンセル素材100%のブラウス。しっとりやわらかな着心地と、広めのボートネックが女性らしいシルエット。お仕事にもぴったり。
SKFK
HAGUNブラウス 10,800円(本体価格)
ここがサスティナブル!
天然素材
公正取引
オランダ発デニムブランド「Kings Of Indigo」による、植物のユーカリから作られるテンセル素材のワンピース。しなやかな素材感とウエストゴムで、快適な着心地です。
Kings Of Indigo
MAJESTAワンピース 17,800円(本体価格)
有機素材
公正取引
ここがサスティナブル!
スペイン発「SKFK」によるオーガニクコットン97%、ポリウレタン3%のプリントラップワンピース。パンツとレイヤードしたり、リゾートで水着の上に着用しても素敵です。
SKFK
プリントラップワンピース 16,700円(本体価格)
「日本では普段使いできるデザインと買い続けられる手頃なプライスのサスティナブルアイテムが少ない」との思いから、サスティナブルセレクトショップEnter the Eを立ち上げた植月友美さん。自ら世界各国を訪れ、サスティナブルな生産工程とデザイン性を両立した商品を集める植月さんに、サスティナブルファッションの現状や取り入れ方について聞きました!
Enter the E
代表 植月 友美さん
GEORGE BROWN COLLEGE FASHION MANAGEMENT卒。18歳からファッション業界に入りグローバルビジネスを学ぶため渡加、渡米。COLLEGE卒業後NYで就労を経験、帰国後12年間日本の大手小売企業で勤務。2009年、杜撰なファッション業界の環境破壊を目の当たりにし、人や地球に迷惑をかけずに洋服を楽しめる社会をつくることを決意。2019年ビジネスで社会問題を解決する集団、株式会社ボーダーレスジャパンに参加し、サスティナブルセレクトショップEnter the Eをスタート。サスティナブルファッションに関する講演活動も積極的に行っている。
サスティナブルとは「持続可能な」という意味、サスティナビリティとは環境・社会・経済の3つの観点から世界を持続可能にしていくという考え方です。世界中で地球温暖化や環境汚染などが問題になっているなか、「地球にも人にも負荷をかけずに発展を続けていく社会」が世界共通の目標になっています。 その取り組みとして、大きな影響を持つのがファッションです。私自身小売業界で働いている間に、衣類が引き起こす環境問題や人的被害の深刻な状況を目の当たりにして、「消費者だけが幸せになるのではなく、つくり手や環境も幸せになるものを選びたい」と強く思うようになりました。それから、約10年間サスティナブルな消費に関するさまざまな活動を行い、昨年立ち上げたのがサスティナブルセレクトショップ【Enter the E】です。
ひとつはサスティナブルな消費で、使い捨てをしないことです。無駄買いをせず、買ったら大事に長く使う、不要になったら必要な人に渡してひとつの洋服の寿命をのばして、枯渇しつつある資源の無駄使いをしないことにつながります。
もうひとつが、環境と人に配慮してつくられたサスティナブルファッションを取り入れることです。土にかえり環境汚染を防ぐ天然素材や、健康被害の原因になる農薬を使用しないオーガニックコットン素材、資源の無駄使いを抑制するリサイクル素材やデッドストックを活用して作られた洋服、そして作り手と公正な取引(フェアトレード)で生産された洋服を買うなどです。まずは、10枚買ううちの1着からでも、サスティナブルなアイテムを取り入れてみてほしいと思います。
今までのサスティナブルファッションやエシカルファッションといわれるものは、環境に配慮するあまり、ナチュラルすぎたりスポーティすぎたり、また、コストがかかるために高価なものも多い状況でした。また、日本ではそもそも数が少なく、買いたいのに買えないというジレンマもありました。
しかし、世界に目を向けるとサスティナブルブランドが700ブランドも存在し、さらにデザイン性にも優れたブランドがいくつもあることがわかりました。サスティナブルの意識はヨーロッパが総じて高いですが、なかでもドイツやスペインはオーガニックコットンやリサイクル素材など、人や環境に配慮した素材に積極的に取り組むブランドがたくさんあります。スペインでは、新ブランドを立ち上げる時に、「サスティナブルであること」は前提となっているようにも感じます。Enter the Eでもスペイン発の「SKFK」のオーガニックコットンアイテム、ドイツ発の「HUND HUND」のオーガニックコットンやデッドストックを使用したアイテムはとても人気です。
私自身ファッションが大好きで、ファッションは楽しむものと思っているので、Enter the Eは「地球と人が服を楽しめる社会の両立」を目標に掲げて、人や環境に配慮しながらも、仕事や休日に普段使いできる、デザイン・品質・経済性を兼ねたものを世界中から集めています。
現在ヨーロッパを中心に約20ブランドを扱っていますが、すべて現地まで足を運んで、まだ小規模だとしてもファウンダーの理念に共感して商品の品質に納得したブランドをセレクトしています。これまでサスティナブルファッションに関心があっても選択できなかった方にも届けて、サスティナブルな衣生活のきっかけにしてもらいたいです。
また、日本はリサイクル素材の先進国ながらファッション業界が有効活用できていない状況なので、将来的には日本のリサイクル素材を使った日本製アイテムを作り、世界に発信したいと考えています。そして、人や環境に配慮したファッションが特別なことではなく、当たり前の社会になることを目指しています。