サスティナブルな洋服を買いたいのに日本では数が少な過ぎて買えない! それなら自分で世界中から集めよう、と立ち上げたのがサスティナブルセレクトショップEnter the Eです。スペイン発「Thinking MU」のTシャツは、国際基準の認証を取得したオーガニックコットン製で、スタイリッシュなロゴはベルリンの壁に書かれていた文字がモチーフ。
ワンピースは、どちらもスペインの「SKFK」のもので、オーガニックコットンやテンセルなどの土に還る素材や、環境を汚染しにくい染料を使っています。サスティナブルウエアは、すぐ捨てずに長く着てもらうため、丁寧な縫製で着心地よく作られています。ぜひ、10枚買ううちの1枚からでも、取り入れてほしいなと思います。

Enter the E 代表 植月 友美さん

The Container Shopは、「バッグの生産過程で余り布などのゴミを出さないこと」をコンセプトに、2019年にスタートしました。きっかけは、長年携わっていたバッグ制作の現場で出る大量の余り布にもったいないという思いがあったから。例えば野菜を余すことなく料理するように、生地から無駄なく作れる大きさのバッグを作るようにしています。
また、資源の無駄使いをしないよう、オリジナル生地は作らず、世の中にある生地を使っています。こちらのクリアトートはカーテンや食品のカバーに使われる素材で、熱に強くUVカット効果があるので、炎天下でもやわらかくならず日焼けによる変色も防いでくれます。ひとつのアイテムを長く使っていただきたいので、デザインはあえてベーシックにこだわりました

The Container Shop デザイナー

「カエルデザイン」は、クリエイティブユニットと障がいをもつ人たちがパートナーとなり、マイクロプラスチックなどの海洋プラスチックを回収し、アクセサリーに加工するアップサイクルブランドです。きっかけは、鼻にプラスチックストローが刺さったウミガメのニュースでした。それから、海岸に落ちているマイクロプラスチックなどを回収し、それをどうアップサイクルするかを思案してたどり着いたのがこのアクセサリーです。
カエルデザインのアイテムたちは、複数のプラスチックをアイロンで溶かしブレンドすることで、計算では出せない独特の色合いを出しています。海洋プラスチックなどの環境問題や障がいをもつ人たちが身近ではない方も多いと思います。私たちのアクセサリーが、知るきっかけになれたら嬉しいですね。

カエルデザイン クリエイティブディレクター 高柳豊さん

Taniは最上級の素材、シンプルなデザイン、そして着心地を考えた丁寧な縫製にこだわった、香港発のグローバルアンダーウエアブランドです。この春登場したGreenシリーズ(写真左のブラ、ショーツ2種)は、ユーカリの木で作られるテンセルと旭化成が開発した新しいリサイクルファイバーのポリウレタンを使い、植物から抽出した天然色素で染色。資源の無駄使いや環境汚染をしない生産過程で作られています。
また、日本のものづくりを守るため、すべての工程は日本で行っています。軽やかでフィット感のある着心地なので、家でくつろぎたいときや、ヨガなどのフィットネスにもお使いいただけます。リネン100%のTシャツ(写真右)は、薄手でさらっとしているので、暑い夏にもおすすめです。

Tani 営業・管理マネージャー スーキー ファンさん

Icebreakerは、ニュージーランドの上質なメリノウールを使ったスポーツウエアを展開しています。ブランドがスタートするきっかけは、とあるメリノ羊農家がブランド創業者に手渡したメリノウール100%のTシャツです。夏は涼しく冬は温かい温度調節機能に加えて、やさしい肌触りや臭いにくい効果もあるメリノウールは、スポーツウエアにぴったり。化学繊維のように製造過程で水を大量に使うといった資源のロスも少ない、この素晴らしい素材を多くの人に知ってほしいという思いでブランドを立ち上げました。
同じ農家と長く契約することで農家の生活の安定を保障し、その結果常に高品質のメリノウールを提供することができています。日本ではスポーツシーンにとどまらず、ライフスタイルウエアとしても人気です。暑い季節もさらっと快適で、汗をかいてもぴたっと張り付いたり、ひんやりすることもないので、ぜひデイリーに着ていただきたいです。

ゴールドウイン 新規開発チーム 赤木ゆいさん