Y.M.D.O.
YOCO MORIMOTO DESIGN OFFICE inc.

vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」

Y.M.D.O.
YOCO MORIMOTO DESIGN OFFICE inc.

STAGE.02
2022.3.1 Directed by kokode

実は可愛いものが好き
森本容子流「甘トップス」

「デニムの印象が強いからか、マニッシュな印象をもたれることも多いのですが、実はフリルなど、可愛らしいデザインも好きなんです。トゥーマッチな甘さは、私らしくないし、似合わないので、着ませんが、程よい甘さをこのトップスに込めました」と、フリルが印象的なトップスについて語る容子さん。

ダンボール素材を選んだプルオーバーは、ハリのある素材ならのフリルの立体感が持ち味。スポーティなムードを漂わせつつも、凛とした大人の甘さもある、完成された1枚なのです。

  • vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」 ウエストのリブをあえて排しているので、サロペットなどのインナーにしても、スッキリと着こなせます。ブラックのサロペットはENFÖLDのもの。
  • vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」
  • vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」
  • vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」 立体的なフリルが袖との切り替えにレイアウトされているプルオーバー。ドロップショルダーからの流れるようなラインが女性らしさを漂わせます。

Detail Point

  • vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」
  • vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」 差がつくのがネックの開き具合。少し横に広げ、コンパクトなのに、ほんのり抜けのある、こなれたデザインに。
  • vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」 ドロップショルダーから広がる大胆なフリル。波打つ生地が陰影をもたらし、印象的な姿に。
  • vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」
  • vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」 スポンジを挟み込んだように軽いのに、適度なハリ感のあるダンボール素材。都会的でマットな質感も容子さんの好み。
  • vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」 裾はあえてリブにせず、段差をつけた仕様に。インで着こなしてもウエストがもたつかず、もちろん、アウトでも様になります。

フリルアームダンボールPO
サイズやカラーは詳細ページにて

color variation

vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」

GREIGE

vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」

BLACK

フリルアームダンボールPO
サイズやカラーは詳細ページにて

InTerView.02
2022.3.1 Directed by kokode

vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」

vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」

Theme02
ずっと変わらないスタイルと
母になって備わったリアルな視点

ハンサムで、女性が憧れるセクシーなスタイル。
森本容子さんを形容するのに、この言葉はよく使われます。実際、109時代から一貫して、容子さんが作る服はメリハリが効いていて、女性ならではの強さやカッコよさがあります。

「根本的な部分で、好きなスタイルというのは変わらないですね。ラフで、余計なことしてないのにおしゃれに見えるスタイルが好き。ファッションの仕事を始めたばかりの時は、インポートのような上品さとカッコよさがあるのに、日本人の体型にあうものがなかったので、必死につくっていた感じです。特にデニムはどんなにかっこよくても、身長の低い日本人には同じようには着こなせない。手首や足首の華奢さを強調し、すらっと長く、ほっそり、メリハリあるスタイル。そこが、原点な気がします」

vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」

109時代からお互いに尊敬し合うENFÖLDの植田みずきさんとは今でも仲がよく、展示会へ行くことも。「自分の服以外だと、ワードローブにはENFÖLDが多いかも」と、容子さん。

vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」

数々のファッション誌の表紙を飾っていた20代前半の容子さん。ヘアやメイクの変遷はあるものの、基本的に好きなスタイルは変わっていないそう。

たとえばKariangのパンツは、股上をあげ、ウエストやヒップまわりにゆとりを持たせていますが、膝下をタイトフィットに仕上げ、脚がまっすぐ長く見えるよう、改良を重ねるなど、随所にリアルな視点が隠されています。

「世の中には素敵な服がたくさんありますが、昔からのユーザーの方が私に求めているのは、今の体型のままでもかっこよくて、少しでもスタイルがよく見えるデザイン。男性デザイナーは、時に女性の理想を求めて、多少窮屈でも見た目が綺麗で、かっこいい服を作る方もいるみたいですが、母になり、子供を動き回る日々のなか、ストレスなく、より心地よく過ごせるというのは重要だと一層重要だと考えています」

ライフスタイルとともに変わってきた
ラグジュアリーブランドとの付き合い方

vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」

「PRADAのマットなブラックナイロン素材は昔から大好きです。ポケットの多さなど使い勝手もいいので、バッグは両方ともヘビロテしてます。」

「 moussyの時は、若いスタッフの目標になりたいなと、一目でハイブランドとわかる高級バッグやジュエリーを身につけることも多かったです。海外にもしょっちゅう行ってたので、そこでたくさん買ったりしました。でも、ママチャリで子供を保育園へ送迎しているママライフを送るいま、ちょっとハイブランドの気分じゃないなと。また、ある程度歳を重ねて、そのブランドがしっくりくる時まで大切にしまっておきます。」

一方で、機能的なプラダは、昔からずっと好きで、今シーズンもいくつか買い足したそう。

「やっぱりラグジュアリーブランドの持つパワーってすごいですよね。若い頃は勢いで身につけていた部分も多いですが、今はより、自分の日常に取り入れやすいものがしっくりくるみたいです」

vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」

エルメスやティファニーのピアスをはじめ、大ぶりなピアスが、最近の容子さんスタイルのマストアイテム。

ジョキニーにナイキのリフトが
リアルな時間を過ごすためのスタイル

母になったことで、よりリアリティを感じられるデザインや素材に目がいくようになったという容子さん。また、バリとの二拠点生活を始めたことで、東京ライフのためのスタイルが明確に。

「東京では、平日はフルタイムで働きつつ、旦那さんがバリにいるのでワンオペ状態。まだ子供も小さいので、自分のファッションやおしゃれに時間をたっぷりかけられるわけでもありません。だからか、ほぼ毎日ジョキニーに洗えるコットンなどのトップスかスウェットをオン。足元はナイキのリフトが定番です。子供と公園に行ったり、自宅の階段を登ったり降りたりとアクティブに、そして自分らしくいられるスタイルに行き着いた感じです。逆に、バリで過ごす時はテンションが上がるようなワンピースが多いですね。周りの住民も欧米からの移住者が多く、彼らからいい影響を受けているのかも。」

vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」

「季節を問わず、8割がた足元はナイキのリフトを履いています。これ以上に楽なスニーカーは見つけらないほど、お気に入りです。」お子様とお揃いのペアリフトもあるそう。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、依然と比べてバリへ行く頻度が減ってしまった話す容子さん。安心して渡航でいるタイミングがくるまでは、リアルで心地よい東京ママスタイルを存分に楽しむそうです。

次回は家族について(4月公開予定)

森本容子さん

YOCO MORIMOTO
森本容子


  • 株式会社 YOCO MORIMOTO DESIGN OFFICE クリエイティブディレクター
  • 「KariAng」「DreAng」「Y.M.D.O.」「BANKER tokyo」クリエイティブディレクター

森本さんの着こなしはSNSにてCheck!

vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」

vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」

vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」

Y.M.D.O 特集TOPへ戻る

撮影/穂刈麻衣(BOIL)〈人物〉石田純子〈静物〉 ヘアメーク/福岡玲衣(TRON) デザイン/和田尚絵

Next is…4/1
coming soon……

ARCHIVE

vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」

STAGE.01

森本容子さんが行き着いた、
究極のパンツ「ジョキニー」

vol2.実は可愛いものが好き、森本容子流「甘トップス」

Interview.01

森本容子さん、
第二章はじまる!

PICK UP